そろそろ夏休みが始まる時期ですので旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか?
そんななか、沖縄・宮古島の鍾乳洞(通称パンプキンホール)で死亡事故が発生してしまいました。
「保全利用協定」というものに参加していなかったという事ですが、どこの業者なのでしょうか?
調べてみたいと思います。
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パンプキンホール鍾乳洞での事故内容
宮古島市保良の海岸で13日、保良クバクンダイ鍾乳洞(通称パンプキンホール)前の水深50~60センチのところで、ツアーに参加していた千葉県の女性(60)が海面でうつぶせの状態で発見された。女性は市内の病院に搬送され、同日午前10時51分、死亡が確認された。宮古島海上保安部が詳しい状況を調べている。
海岸でツアー客1人が死亡 海保が状況を調査 沖縄・宮古島市の人気スポット「パンプキンホール」近く - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト (ryukyushimpo.jp)
判明している事
・7月13日午前9時ごろからツアーが始まる
・ガイド2人と参加者7人でカヤックに乗り、パンプキンホールへ向かう
・カヤックを下り、入り口へと徒歩で移動していた
・ライフジャケットは着用していた
・水深は膝上(5~60㎝)程度で海の状態は落ち着いていた
亡くなられた女性に持病などがあったのかどうかという事は現在分かっておりません。
同行していた方が発見されたとの事です。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
パンプキンホール鍾乳洞での事故はどこの業者?
今回、事故が発生してしまった業者はどこの業者なのでしょうか?
現在、業者の判明はしておりません。
しかし、2022年に「保良クバクンダイ鍾乳洞保全利用協定」が沖縄県の認定を受けています。
現在、パンプキン鍾乳洞のツアーを行っている業者は10社ありますが、そのうち9社はこの「保良クバクンダイ鍾乳洞保全利用協定」を締結しています。
今回事故が起きてしまった業者は唯一この協定を締結していなかったという事です。
また、5月の連休中にはガイドとツアー客が鍾乳洞内に取り残されるという事故も発生しておりました。
前回から、わずか2ヶ月程でこのような事故が発生してしまった事が残念です。
SNSでは、今回の事故が起きた業者についてこのような書き込みがありましたが、事実かどうかは確認できませんでした。
まずびっくりしたのはこの業者、今年5月にも事故を起こしていたにもかかわらず「宮古島」「パンプキンホール」「鍾乳洞」「カヤック」「ツアー」などのワード複数で検索をかけると、トップ5件以内にヒットすること。そして多くの旅行業者や宿泊施設と取引があり、一部公的機関とも連携があった。
— オコジョももんが@こんな人たち~肉球新党 (@Okojo8686) July 13, 2023
「保良クバクンダイ鍾乳洞保全利用協定」を締結している業者は?
この協定が出来た理由には、
①サンゴを守るため
②鍾乳洞を守るため
③粘土層「クチャ」の無断採取を防ぐため
④撮影禁止場所での撮影を防ぐため
⑤事故を防ぐため
という、安全対策や、周辺環境の保全、地域文化の保護という目的があります。
先ほども記載しましたが、ツアーを行っている10社のうち、9社は協定を締結しています。
こちらが締結している業者になります。
・有限会社アイランドワークス
・リーフノット
・有限会社タイド
・シーエンジョイ
・青色のシーズン
・合同会社わーら
・カヤックやまちゃん
・オーシャンズ21
・マリンフォード
こちらの業者のガイドは全て水難救助員・カヤックの資格を持っており、経験年数が長い者でなければ、海へ連れていけないルールになっているそうです。
アルバイトや無資格のスタッフのみでは海へ行けないルールがあるそうですので、安心ですね。
鍾乳洞パンプキンホールでの事故の発生原因は?
なぜ、このような事故が起きてしまったのでしょうか?
現在詳しい発生原因は分かっておりません。
水深が5~60㎝という事や、ライフジャケットの着用、海の状況から発生原因は限られるのかもしれません。
もしかしたら、女性の体調が良くなかったのか、持病があったのかなどが考えられそうです。
さらに、ライフジャケットを着用されていたとの事ですが、海の中ですので、何かに足を取られ転倒したが起き上がれなかったという事も十分にあり得るかと思います。
しかし、前回の事故から2ヶ月で今回の事故が発生していますので、なにかしら業者の体制にも問題が生じていた可能性も考えられそうです。
毎日ツアーの運行をする事で”慣れ”が出ていたのかもしれません。
いずれにせよ、海では何が起こるか分からない・海は楽しいが怖いという事を忘れずにいるべきだと感じました。
パンプキンホール鍾乳洞での事故はどこの業者 まとめ
今回は宮古島のパンプキンホールで起きた事故について調べてみました。
業者の判明はできませんでしたが、保全利用協定を締結していなかったという事でした。
5月の事故からわずか2ヶ月での死亡事故という事ですので、業者の安全管理が疑われてしまうというのは当然のように感じます。
宮古島だけでなく、マリンスポーツやツアーなどを企画されている業者の方々には夏休みが始まる前に安全管理について再度確認して欲しいと感じました。
みんなが何事もなく楽しく遊べるというのが第一ではないでしょうか。
今回の事故についても徹底して事故の発生原因を調べて頂きたいと思います。